美術館巡り

【美術館巡り】ロンドンナショナルギャラリー展が豪華すぎた!(初心者にお勧めです)

こんにちは!まろんぼーいです。

 

今回は久しぶりに、美術館巡りについて書きたいと思います。

 

というのも、最近上野の国立西洋美術館で開催されている

ロンドンナショナルギャラリー展」が気になりすぎて実際行ってきたのですが、

想像以上に豪華なラインナップだったので、アプトプットとして残しておきたいと思ったからです!

 

 

・ロンドンナショナルギャラリー展が気になる人

・有名な画家、絵画の幅を広げたい人

・美術館巡りをこれから趣味にしたい人

 

上記に当てはまる人には参考になる内容になるかと思いますので、ぜひ見ていってください!

 

 

 

〇チケットの買い方

 

最初にチケットの買い方を書いておきます。

 

普通はチケットなんてふらっと会場に行きその場で買うものですが、

今回はそうではなかったのでその方法について書いておきます。

 

最近は、新型コロナウイルスが再流行の様相を呈しています。

これを受けて、国立西洋美術館でも「会場でのチケットの販売はしない」ことを決めました。

 

その代わり、ネットでの事前販売を行い、入場人数を制限することで3密回避の対策を講じています。

 

ということで、僕もイープラスを利用させていただき、チケットの事前購入をしました!

 

こちらが、僕が実際に買ったチケット

 

こちらのチケット、買ったのは6月末だったのですが、

ほんとは7/2あたりで行こうと思っていたんです。

 

ですがびっくり!

休日どころか、平日も含めほとんどの時間のチケットがすでに売り切れていました!!

これだけコロナウイルスが流行っていても美術館に行きたい人はたくさんいるんだなぁ。

 

 

 

というわけで、入場人数を制限しているものの、コロナ対策を万全にして

いざこちらの特別展を見に行ってきました!

 

 

〇ロンドンナショナルギャラリー展のここがすごかった

・国、時代を超えた圧倒的な作品の幅広さ

 

まずこれ、圧倒的な絵画の豊富さ。

 

表紙がゴッホの「ひまわり」なだけあって、一番注目しているのは「ひまわり」だと思います。

ちなみにこの特別展で展示されている「ひまわり」は、

ゴッホが数多く描いた「ひまわり」の中でも最高傑作との呼び声高いものです。

 

他の「ひまわり」も含めたひまわりだけの特別コーナーもあるので、それだけで十分楽しいと思います。

 

 

 

さて話を戻します。

 

印象派あたりの絵画に注目しようと入ると、

いきなりボッティチェリ、ティントレットなどのイタリアルネッサンスの巨匠たちの作品が目に入ってきます。

 

ボッティチェリといえば、サイゼリアの絵ですよね(笑)。

 

ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」

 

 

 

進むと、レンブラント、フェルメールなどの作品が展示されているオランダ絵画コーナーを経て、イギリス絵画のコーナーにつきます。

 

このイギリスコーナーが個人的には最も面白かったので、別の章でまとめさせていただきました!

 

 

その後は、スペイン絵画コーナーです。

このスペイン絵画コーナーがまた素晴らしい。

 

もちろんゴヤ、ベラスケスなど超有名画家の絵を鑑賞するのも最高ですが、スペイン絵画がどうやってイギリスで大流行していったのかが解説されていてそれがすごくよかったです。

 

ウェリントン公爵というスーパーヒーローについても別の章でまとめています!

 

その後は再びイギリス絵画コーナー(風景画)を経て、フランス近代美術オールスターコーナーで終了となっています。

 

 

 

「ロンドン」の「ナショナル」な「ギャラリー」なのに、ふたを開けてみたらイタリア、オランダ、スペイン、フランスの絵画もめちゃくちゃすごいやん…

 

これは初心者にもってこいの展示だと感じました!!

 

・スターぞろいの近代美術コーナー

 

上記でフランス近代美術コーナーをさらっと終えてしまったのは、別でしっかりと書きたかったからです!(笑)

 

どのコーナーも豪華なラインナップでしたが、このフランス近代美術コーナーは個人的にはけた違いでした。

 

ホームページの出目で作品一覧が見れるのですが、

フランス近代美術コーナーは僕程度の知識でも知らない画家はほとんどいなかったです!

 

さらに個人的に良かったのは、各画家の作品がマイナーなテーマではなく、

それぞれの画家の王道のテーマが多かったことです。

 

例えば、ゴッホの「ひまわり」はもちろんですが、

モネの「睡蓮の池」も「モネ=睡蓮」といっても過言ではないですし、

 

さらにちょっと踏み込むと、セザンヌの「プロヴァンスの丘」ではセザンヌを「キュピズムの生みの親」と言わしめる「物体を抽象化する試み」が見て取れるし、

ドガの「バレエの踊り子」も「ドガといえばバレエ」と言われている王道テーマです。

 

 

もう、にわか美術好きにはたまらないラインナップですね!(笑)

 

基礎的な知識だけでめちゃくちゃ楽しめる、そんな特別展です。

 

・本では得られないイギリス絵画の変遷

 

上記のように幅広く網羅しているこちらの特別展ですが、とはいってもやはり魅力はイギリス絵画。

 

他のコーナーと違って、イギリス絵画については、「歴史の変遷とともに何が人気を博したか」について学びながら絵画を鑑賞できます。

 

だいたい僕みたいな「にわか」が美術の本を読むときは、

何かに特化したものでなく、「全史」や、「絵画の見方」のようなより一般的な本読みがちです。

 

なので、イギリス絵画の特徴については知らないことばかりでとても面白かったです。

 

例えば本展示では、イギリス絵画について

「肖像画」、「グランド・ツアー」、「風景画」とコーナーを分けています。

グランド・ツアーはまだしも、肖像画や風景画はどの国でも多く取り上げらるジャンルですが、

ここに「イギリスならでは」のスパイスが入ると一気に面白さが増します。

 

例えば肖像画。

フランスでは由緒正しい貴族が権威を示すためのものですが、

イギリスで流行したのはちょっと毛色が違います。

 

スパイスは、「産業革命」です。

 

イギリスの場合は、産業革命により貧富の差が拡大し、新興の富裕層が台頭してきたんですね。

 

しかし、彼らには「歴史」という後ろ盾がない。

なので、「歴史がある感を出す」ために肖像画を持つことが流行ったんですね、面白い。

 

 

このような「イギリスならでは」を本展示で学びながら絵画を見れば、深さが増すこと間違いなしですね!(発言が浅い…)

〇まろんぼーいのプラスワン

 

さて、ここまでは本展示で感じたことを書かせていただきましたが、

ここからは、展示の中で僕がピンポイントで面白いと感じたことに関して、

自分なりに少し調べたことも踏まえ紹介します!

・ティントレット「天の川の起源」

 

イタリアルネサンスを代表する画家、ティントレット。

そんなティントレットの「天の川の起源」という作品が今回の特別展で展示されているのですが、

この内容が個人的にツボだったので紹介します(笑)。

 

この「天の川の起源」は、ギリシャ神話について作品です。

 

みなさん、ギリシャ神話で、天の川がどうやってできたとされているかご存じですか?

 

この話の登場人物は、最高神ゼウス、ゼウスの正妻であり結婚神でもあるヘラ、そして、ゼウスが不倫して生まれた最強の男ヘラクレスです。

こ知らの登場人物たちについては、僕の好きな中田敦彦さんが「Youtube大学」で面白く解説してくれています。

 

天の川誕生の話の面白さが倍増しますので、ぜひ見ることをお勧めします!

 

 

さて、中田敦彦さんの動画で3人の登場人物を理解できたところで、天の川の起源の話に入ります。

 

 

結論から言ってしまうと、

天の川=ヘラの乳です。

 

 

ん?僕なんか変なこと言いましたか?

もう一度言います、天の川はヘラの乳です。

 

 

このままだとただの変な奴だと思われかねませんので、ちゃんと説明しますね(笑)。

 

 

ヘラクレスはゼウスとアルクメネという人間が不倫してできた子です。

基本神は不死身なのですが、

ヘラクレスは神×神の子供ではないので、不死身ではありません。

 

ゼウス「なんとかヘラクレスを不死身にしたいなあ。そうだ、神であるヘラの母乳を飲ませよう」

ヘラ「不倫の子供に母乳あげるわけないだろ、ふざけんな」

ゼウス「よし、ヘラを眠らせてその隙にこっそりと飲ませよう」

ヘラ「zzz」

ゼウス「よし、今だ!」→ヘラクレス、乳を飲む

ヘラ「うーん、なんか胸に違和感が…ってなにやっとんじゃー!」

ヘラクレスを払いのけた際に母乳が飛び散る

→天の川になる

 

 

以上です(笑)。

 

少々ぶっ飛んでる気がしますが、考えてみると天の川って英語で、

「milky way(ミルキーウェイ)」直訳すると、「乳の川」なので、

現代まで影響を与えているのがわかります。

 

 

僕的には、そもそもギリシャ神話が考えられた2000年以上前にすでに天の川が認識されていたってことがすごいと思った、

そういう話でした(無理やりまとめる)。

 

 

・ウェリントン公爵

 

上でも紹介しましたが、スペイン絵画をイギリスに流行させた立役者、ウェリントン公爵が印象に残ったのでちょっと調べてみました。

 

ウェリントン公爵はゴヤが宮廷画家として仕えたことが有名です。

 

公爵というだけあって、位の高い軍人なのですが、

実は彼は、ワーテルローの戦いで活躍した軍人なんです。

 

ワーテルローの戦いといえば、時代の寵児ナポレオンボナパルトを完全敗北させた歴史的戦いです。

 

しかも活躍も活躍、

彼はこの戦いで、イギリス、オランダ連合軍約10万のトップを張っていました。

実際ナポレオン軍とを倒したのもこの連合軍なので、彼はまさにナポレオンを倒した張本人なんですね。

 

 

こういった軍人としての才能も持ちつつ、芸術への造詣も深かったようです。

 

ただし、皮肉にもゴヤが本展示で描いたのは、

恩賞の数々とは裏腹に疲れ切った顔をしているウェリントン公爵の肖像画。

 

ウェリントン公爵はこの時どのような心情だったのでしょうね。

興味深い。

 

 

・ウィリアム・ターナー

 

最後に、イギリス風景画の代表、ウィリアム・ターナーについてです。

 

奇しくもあの有名映画に出てくるオーランドブルームと同じ名前ですね(笑)。

 

 

そんなことはさておき、

僕はたまたま、本展示を見る前からターナーのことは知っていました。

 

どこかの展示(全然覚えていない…)で、たしか「吹雪」を見て、「どうやってこの絵描いたんや…」と思ったのを覚えています。

 

 

あのときは美術に関する知識がなかったのでその程度の印象でしたが、

本展示での解説を見て、とても好きになりました。

 

 

ターナーの絵の特徴はなんといっても、「空気の表現」です。

 

一般的な風景画と違い、光によって空気がどのように見えるのかについて表現を重ねています。

 

光の表現といえば印象派ですが、間違いなくこの印象派に影響を与えた人物だったでしょう。

 

モネは「水面」の表現を追求しましたが、

このようにその画家だけの特徴があると覚えやすいですよね。

 

「空気のターナー」とでも覚えておけばいいでしょう(ネーミングセンス…)。

〇最後に

 

今回は、ロンドンナショナルギャラリー展について書かせていただきました。

 

今回の解説では、絵の挿入をほとんどしていません。

もちろんねとで調べれば絵は出てきますが、

あれば直接見た方が間違いなく面白いです。

 

 

 

ただしコロナウイルスには十分注意し、しっかりと対策を講じたうえで

事前販売のチケットを買い楽しんでいただければと思います。

 

 

ちなみにですが、上野の国立西洋美術館の展示は2020年10月18日まで、大阪の国立国際美術館での展示が2020年11月3日~2021年1月31日までのようです。

(※2020年7月14日時点での情報)